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目指せ!世界一の工場

建築物、ケミカルタンカー、テーブルウェアなど、人類に欠かせない設備の基礎材料であるステンレス。これらを製造する製造所では、世界マーケットに製品を送り続けるべく、現場の技術担当者が奮闘している。ここでは、座談会形式で現場の取り組みを紹介しよう。

世界一の技術を、さらに高めていく

内田)
私は工学部で専攻は原子力材料でした。NSSCを志望した動機は、鉄鋼や材料系の会社で仕事をしたいと思っていたからです。光製造所にはあらゆる種類のステンレスを製造する工場がありますが、なかでも棒線工場は最初にできた大変歴史の古い工場です。私は、老朽化した設備を入れ替えたり、ステンレスの品質を高めたり、生産性を上げるための設備投資企画や製造条件の検討などを担当しています。鉄鋼メーカーというと皆さん一般的には鉄が溶けているところ、巨大な板・コイルなどをイメージされる方が多いのですが、私が担当している棒線は一つの塊が1トンから2トンあり、一番細いもので太さ5.5mm 長さ6km、太いもので62mm 長さ 50mと様々なサイズの棒状のステンレス製品です。我々の棒線工場は、技術レベルでは世界一と考えていますが、安価で良質な製品を製造する為に絶えず技術開発を続ける努力が必要です。というのも価格面では、中国や東南アジアの急速な発展で我々よりも安価な製品を作れるようになってきていますので、より付加価値の高い製品で製造難易度の高い製品を作る必要があると思っています。

小塚)
中国はじめ新興の海外メーカーは、安い労働力とエネルギーで製造しています。同じ製品を同じ製法で製造しても価格面では到底敵いません。我々の持っている技術力で品質を差別化していくことが必要で、これは棒線に限らずNSSCで製造している厚板、薄板も同じです。

設備部門って?

日野)
私は工学部で機械系でした。機械系の中でも、どちらかと言うと圧延関係を勉強していて、NSSCを選びました。私の担当している設備部門では、大きく3つの仕事があります。1つ目がメンテナンスの仕事で、導入した設備の維持と、問題が起きた時の対処をしています。2つ目は、エンジニアリングの仕事で、新しい設備を導入したり,既存設備の改造をすることです。3つ目は、プロセス開発で、今までにない製造プロセスを開発し、これまでにない製法に挑戦することです。 設備部門は機械の近くまで寄る仕事が多く、面白いですよ。なかなか上手くいかないことも多いですが・・・。日々ドキドキすることが沢山あります。新しい設備を導入する時には、海外メーカーを含めた最適な設備を探したり,改造の計画を行いますが、私が選んだ設備や建てた計画が賛同を得られるかというドキドキ。そして設備が導入されたり,改造が終わったら、怖いという意味でドキドキしますね。ちゃんと動くんだろうか?と言う風に。何億円という高価な設備もありますから、当初想定どおりの能力が出るまで粘り強く調整を続けます。これが設備の仕事です。

小塚)
設備部門には機械系と電気系がありますが、ほとんどの機械を電気が動かしていますので、機械と電気は一体となって仕事をしています。我々が苦労するのは、どんなに能力の高い機械でも、現場作業者に使いにくいと言われたら、なかなか使ってもらえません。企画段階から現場の話を良く聞き、現場を知る必要があります。そういう意味では人間関係も大事だと思っています。我々は日本国内では最大のステンレスメーカーですが、海外にはまだまだ大きなステンレスメーカーが数多くあります。海外ミルと交流したり、海外メーカーのヒアリングをしたり、日本だけではなく海外にも目を向け、常に最新技術をチェックすることが必要不可欠です。これから入ってくる学生さんには、私の世代より海外に出向くチャンスが多くあると思っています。

どの部門にも、それぞれ面白さがある

小塚)
技術部門の面白さは、各部門が連携しあって世界でどこにも真似のできない商品を作りだすことだと思っています。例えば研究部門で差別化商品を開発し、操業部門でコスト・品質面において工業生産可能な製造条件を確立し、設備部門で製品性能をより向上するために設備改善、新設を行います。具体的には内田さんの部署の研究開発で生まれた新製品を日野君の部署ではどういう設備で製造すればより良い製品が作れるかを考え、お互いの部署の担当者がコミュニケーションを重ねています。鉄鋼設備はとても高価で1度導入したら2、3年で使い捨てることはできません。何十年と付き合っていくことになりますが、使い込んでいくうちに当初予想しなかったようなトラブルが発生します。そういった中でも、安定した生産、品質を製造し続けることが求められますので、結構大変な時期もありますが、日々、製造技術を磨いているという面白さもあると思っています。若い人にもチャンスがあります。設備更新のタイミングが合うと、大きな仕事を若いスタッフに任せることもあります。工場ならではかもしれませんね。

求める人物像とは?

内田)
ステンレスを作る会社だから、ステンレスの知識がないからダメだと思わずに、色々な分野の学生さんに興味を持ってもらいたいです。会社に入ってから新たに勉強する事は多々ありますし、例えば工学系出身ならばすぐにでも任せたい仕事は豊富にあります。選り好みする前に是非足を運んで欲しいですね。あと、工場は24時間動いていて、日々トラブルなどが発生しますが、機械を止めてしまうと生産も止まってしまいますのでその場その場での決断と瞬発力が必要になります。そこを体力と根性で乗り切れるタフさと、トラブルをマイナスだと思わずに次の改善につなげる良いチャンスだと前向きに取り組む姿勢。この2つがあれば何とかなると思います。

日野)
まず設備というと、例えば工学系の学生だったら一回は授業で習ったことを大体全部使います。そういう意味で、工学系出身者は楽しめるだろうなと思います。どんな学生さんが入ってきたら良いなというのは・・・難しいですが、毎日元気に出社してくれることが一番大事だと思います。

小塚)
コミュニケーションができる人です。技術者と言っても、現場作業者と話をしたり、上司と話をしたり、常にトコトン会話しながら仕事をしないとなかなかうまくいきません。まずこの世界にどっぷり浸ってコミュニケーションを取れる人、そういう人に出会いたいと思います。

今、輸出向けのデリバリーを担当しています。私たちの厚板製品は、国内だけでなくアジアや中東・ヨーロッパ諸国など様々な国々に出荷されています。世界のユーザーからの品質や納期に対するニーズは、ますます多様化してきていますが、今回の新設備で世界で一番のものを確実にお届けできると思います。「ダントツの設備と共に、世界で信頼されるNSSC厚板ブランドを作っていくこと。」これが、私の目標です。

今回の投資により、品質的にも世界一になったと思います。これからは品質を武器にブランド力を一段と磨いていきたい。ブランド力とは「信用力」であり、お客様から認められて初めて得られるものです。ステンレス厚板は原子力設備をはじめ人の命にかかわる分野で使われます。どんなに競争が激しくなっても、絶対に守らなければならない品質は守り続ける。それがブランド力につながると思います。

入社2年目でこのプロジェクトのメイン設備の設計から試運転立上までを担当しました。本当に苦労も多かったですが、先端技術にも携わることができ、大いに刺激を受けました。後ろに少しだけ見えるのがそのプレス機ですが、これが動いた時の緊張と感動は忘れられませんね。かわいい”子供”のような存在です。(現在独身ですが・・)

厚板工場の新設備投資によって、本格的に二相鋼を拡販できる体制が整いました。この二相鋼は、強度、耐応力腐食、耐海水性などの特性に優れるので、海水淡水化プラントや石油化学プラントなど大きなプロジェクト物件で使用されることが多く、大型商談の成功に向けてこれまで以上に力が入ります。ヨーロッパや北米のみならず、アジアのお客様にもどんどん売り込んでいく予定ですよ。

厚板という商品は、1枚1枚注文をお受けしますので手間もかかりますし、その注文が1枚でも欠けるとお客様が製品を作れません。そのため、私の仕事では正確かつスピーディな注文処理が何よりも大切です。品質が厳しくなるとともに注文内容も複雑になりますが、NSSCのステンレスが今後ますます世界の人々の生活を豊かにしていくと思うと、うれしくもあり責任も感じます。営業マンの皆さんにはNSSCの厚板をどんどん広めて欲しいですね。

厚板という商品は、1枚1枚注文をお受けしますので手間もかかりますし、その注文が1枚でも欠けるとお客様が製品を作れません。そのため、私の仕事では正確かつスピーディな注文処理が何よりも大切です。品質が厳しくなるとともに注文内容も複雑になりますが、NSSCのステンレスが今後ますます世界の人々の生活を豊かにしていくと思うと、うれしくもあり責任も感じます。営業マンの皆さんにはNSSCの厚板をどんどん広めて欲しいですね。

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